半末本

とあるアニメ好きの塾講師がアニメレビューや考察をしていきます。記事を読んでいただいたみなさんが新しい知見を得られることができればと思い、アニメから学べることを主に書いています。インスタ→http://Instagram.com/zikkamm

とある塾講師がとあるシリーズのレビューをしてみた

こんにちは。

アニメ好きのとある塾講師です。

職業病なのか分かりませんが、教育的観点からアニメを見てしまうことがあります(笑)

たとえば、この先生は生徒の才能を引き伸ばす教育をしているなぁ等。

 

今回取り上げるお話は、教師や講師として教育業界に携わっている方なら、何かしら心に響くものがあるのではないかと思います!

 

今回は、

とある科学の超電磁砲です!

 

 

とある科学の超電磁砲』とはどんなアニメ?

とある魔術の禁書目録』というライトノベルのスピンオフ作品。

2020年現在、3作品目となる『超電磁砲T.』を毎週楽しみに鑑賞しています。今回は超電磁砲シリーズの初期作品を挙げます。


f:id:sv5010401820:20200411150934j:image

(出典:公式ホームページより)

東京都の西側3分の1の規模、総人口230万人の内8割を学生が占める「学園都市」。そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、全ての学生は「無能力者(レベル0)」から「超能力者(レベル5)」の6段階に分けられ、様々な能力を開花させている。学園都市でも7人しかいないレベル5の一人であり、電撃を操るその能力から「超電磁砲(レールガン)」の通称を持つ御坂美琴は、学園都市で起こる様々な事件を解決していく。(Wikipediaより)

 

そして、この物語には、学園都市の研究者であり、教師でもある、「木山春生」という人物が登場します。

この木山先生が、すごく心に残る名言を残してくれています。

 

 

「木山春生」とは?f:id:sv5010401820:20200411161348j:image

(出典:超電磁砲 10話より)

 

木原幻生というマッドサイエンティストの下で、AIM拡散力場という能力者が放つ微弱な電波について研究していた科学者。その研究の中で、被験者として集められた「置き去り(チャイルドエラー)」の教師として過ごすようになります。ところが、その子どもたちは暴走能力の実験体(モルモット)として扱われていたことを知ります。いわゆる人体実験というものです。その非人道的な実験に木山は驚愕を受け、子供たちを救うべく、「ツリーダイアグラム」いわゆるスーパーコンピュータの使用を23回申請したが、全て却下されてしまいます。

 

 

そんな木山先生の名言とは?

 

①教育は洗脳??

「君たちが日常的に受けている能力開発。あれが安全で人道的なものだとでも思ってるのか?学園都市の上層部は、能力に関する重大な何かを隠している。それを知らずにこの町の教師たちは、学生の脳を日々開発してるんだ。それがどんなに危険なことか分かるだろう?」(11話)

表向きは能力開発と謳っていたが、実は暴走能力の法則を測るための人体実験だったという事実。

現実世界の教育も、ある意味洗脳の一種なのではないかと考えさせられてしまいます。

 

②教師の生徒への愛

「あの子達を救うためなら、私は何だってする。この町のすべてを敵に回しても、止めるわけにはいかないんだぁ!!」(11話)

「教師が生徒を諦めるなんて出来ない!!」(24話)

子供たちを救うために木山先生は自らの体を犠牲にし、社会を敵に回す行動をとります。一見、反社会的に見えるようですが、全ては学園都市の闇を暴き、そして何より子供たちを救うため。その一心で子供たちのために体を張り続けます。

その逞しい姿は教師の鑑と言えるのではないでしょうか?

 

「この子は〇〇だから、これ以上は伸びない。」そんな風に言い訳をつけて、子供たちの可能性を潰していないだろうか?子供たちの能力は無限大。それを引き出すのが教師の役目。

そんな当たり前ではあるけど、すごく根本的なことを木山先生から学び直したように思われます。


f:id:sv5010401820:20200411161617j:image

(出典:Flipkart.com)

 

まとめ

楽しく見ながらも、つい現実世界と引き合わせて考えさせられてしまう。それが「とある科学の超電磁砲」の魅力なのではないかと思います!